普通の頭痛と異なるとはいっても、脳内の血管が拡張することで痛みが起こるという結果は片頭痛も 同じです。よって、血管を収縮する薬剤が選択されます。
急性期の治療には、トリプタン系薬剤、エルゴタミン製剤、NSAIDsが使用される。
軽度なものであれば、COX1.2阻害剤のバファリン、ポンタール、そして、脳内の視床と大脳皮質に作用しCOX3を阻害するアセトアミノフェンが使われます。
中等度以上の頭痛には、セロトニン作動性の血管収縮作用のあるエルゴタミン製剤やセロトニン作動薬 が使われます。
トリプタン系の5HT1B,5HT1Dを選択的に刺激する薬は、脳血管の平滑筋に分布する5HT1B受容体を刺激して血管を収縮させ、また血管周囲の三叉神経終末上に存在する5-HT1D受容体を刺激して神経終末からの神経ペプチドの分泌を抑制することで、片頭痛発作を寛解させるといわれる。
エルゴタミンはトリプタン無効例など積極的使用は進められていない。嘔吐に対してはメトクロプラミドなどの制吐薬を用いる。
予防療法は、片頭痛発作を予防するために薬剤を継続的に服用するもので、塩酸ロメリジンのみ保険適用、効果発現まで数週間〜数ヶ月
フィーバーユーは片頭痛予防効果が認められ、ガイドラインの中でもエビデンスレベルが1bで、二つの試験により片頭痛予防効果が示されている。
葉の主要成分であるパルテノライドが血小板凝集抑制作用、血小板からのセロトニン放出抑制作用を示すとされ、これらの作用が予防効果に関連するのではないかと考えられている。
ビタミンB2、マグネシウム(細胞膜の安定化、血管れん縮の抑制、血小板凝集抑制、ミトコンドリア機能以上の改善など)も同様
トリプタン系薬剤はセロトニンの誘導体であり、MAO-Aで代謝されるものが多く、MAO阻害薬の併用に注意が必要である。
