片頭痛の発生機序については、脳内血管の拡張による血管説、神経細胞の異常興奮による神経説などがありますが、現在では三叉神経-三叉神経説-三叉神経脊髄核を1つの系と捉えた三叉神経血管系の働きが重要とした三叉神経血管説が最有力視されている。
三叉神経血管説によれば、何らかの刺激が原因となり、 頭蓋血管周囲の三叉神経を刺激することで、三叉神経終末から、サブスタンスP、CGRP等が放出され、血管拡張、神経原生炎症が起こると考えられています。
それと同時に三叉神経血管系が、過敏な侵害受容を示すようになり(感作)、通常痛みとして感じられない血管拍動が頭痛として感知されるといわれる。
三叉神経(さんさしんけい)というのは、顔の神経と考えてください。顔と体の神経は三叉神経と脊髄神経に分けられているので、体が寒いと思っても顔は体ほど寒いと感じないわけです。
神経を介した病変というのは、体に外傷が加わるわけではないので、たいしたことないと思われがちですが、体の中身全体で考えれば神経病変は十分に重い病気です。
神経の興奮ひとつで、体は汗を出したり、身震いをしたり、風邪すら神経の持ちようで治ってしまうことはしばしばです。
片頭痛を引き起こす原因は、”これ!”というように特定することはできませんが、 月経、ストレス、肩こり、空腹、睡眠過剰、アルコール、食品、遺伝的要因などがその原因であることが多いです。
これらの要因はいずれも、体が無意識に神経刺激を受けて、刺激された神経からは、血管を拡張させる物質が外に出されます。
神経を休めなければ根本治療にはならないということで、神経を休めるデパスなどが併用されるわけです。
